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地域自立生活支援センターなごみのご紹介

住所 大阪市住吉区帝塚山東5丁目10番15号
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電話 06-6676-0753
建物 (土地)大阪市から賃借
(建物)法人所有
造り 鉄筋コンクリート造一部3階建
面積 1993.05㎡
図面 →館内全体図へ
築年 2004/4/1
1階合計
798.9㎡
2階合計
1024.9㎡
3階合計
169.2㎡
特別養護老人ホームなごみ
1410.9㎡
なごみデイサービス(通所介護)
453.8㎡
なごみケアプランセンター(居宅介護支援)
23.3㎡
なごみヘルパーステーション(訪問介護)
28.6㎡

歴史と建設の経緯

 地域自立生活支援センターなごみは、ライフサポート協会の介護保険部門の基幹施設として、2004年に竣工いたしました。「特別養護老人ホーム」と「在宅介護の事業所(通所介護・訪問介護・居宅介護支援・在宅介護支援センター)」を兼ね備えた施設です。

 住吉地区の住人は江戸時代から続く部落差別の中で、厳しい暮らしを余儀なくされていました。この実態を改善すべく、住吉の先達が土地を寄進して、1923年に「青年会館」が建てられました。さらには、1960年に「(旧)住吉隣保館」が建てられました。その隣保館を拠点に、同和地区住民による生活改善と部落差別撤廃に向けての積極的な住民運動が展開されました。当時の隣保館の機能は、現在の「住吉隣保事業推進センター(すみよし隣保館 寿)」に時代の変化に合わせた形で継承されています。「なごみ」はその「高齢者介護」部分を担うという思いで建てられました。

2・3階部分:特養なごみ

2・3階施設図面へ

 「できる限り、住み慣れた住吉の地で暮らし続けることを支援したい」という、1999年の法人設立からの在宅介護重視のライフサポート協会の方針ではありますが、同時に介護度が高くなり、ご家族の負担になった場合でも、遠くの施設に託すのではなく、身近な住吉で住み続けたいという思いを実現するために「特養なごみ」は建てられました。

 とはいえ、施設であっても「在宅の時と変わらない生活」を送れるように、というところは維持したいという思いもあり、さまざまな工夫をいたしました。

 入居は30床。短期入所5床。「従来型」の特養ではいちばんのミニサイズです。敷地面積などの制約によるものでもありますが、なるべく「小さなユニット単位」で個々の入居者さんの生活を細かく支えていきたい思いの具現化でもあります。小規模化はともすれば非効率で採算ベースでは難しい面がありますが、それを置いてでも「在宅に近い生活」を優先したものです。

 さらには、居室も多床室ではありながら、各室のパーテーションを設置しての事実上の全室個室も実現しています。(制度上の個室には室内トイレがあります。制度上の多床室は3〜4室で1つのトイレです)。かつ、プライバシーに配慮し、一定のたまり場空間も持つ構造になっています。各室からはすべて「バルコニー」に出ることが可能で、換気や非常時への対応も容易になっております。

 ユニットは「北」「中」「南」の3つです。各ユニットの間には区切りとしてのアプローチがあり、各ユニットの玄関を飾ります。制度で定められたユニットケアというためには、各ユニットの浴室の完備などが求められ、そこは満たしておりません(3階に共有の浴室があります)が、こちらも実態としての「ユニットケア」を実現するために、職員を配置し、ユニットごとでの生活や介護をできるように工夫致しております。

1階部分:在宅介護の拠点(なごみデイサービス・ヘルパーステーション・ケアプランセンター)

1階施設図面へ

 「なごみ」1階は在宅介護関連事業所になります。「ケアプランセンター(居宅介護支援)」「ヘルパーステーション(訪問介護)」「デイサービス(通所介護)」です。3部門が協力し、在宅介護を支えます。デイサービスでは、扉を開けて、道路を挟んでお向かいが住吉保育所です。入園・卒園・運動会…子どもたちのにぎやかな声が四季にわたって響きます。交流会もあって、お年寄りの方も楽しみにしています。

1階の北端部分:地域交流スペース

地域交流スペースのページへ

 住吉東駅から50mほどの交差点に「なごみ」はありますが、1階のガラス張りの目につく部屋が「地域交流スペース」です。

 毎週水・木曜日には「まちかど喫茶」として、10〜15時の間、開店いたしております。

 また、その喫茶の日に合わせて「住吉区北地域包括支援センター」主催の「社会福祉士による生活相談会(無料)」も月に1回開きます。

 「地域交流スペース」の外のテラス部分では毎週木曜日に「田辺大根堂」さんによる野菜や乾物の販売もあり、「地域の交流と憩いの場」として活用されています。