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住吉区北地域包括支援センター

アプリを使ってかくれんぼ!?〜「みまもりあいアプリ」を活用したスタンプラリーを開催しました

更新日:2022年6月30日

 
 

 2022年5月28日(土)、万代池公園では帝塚山音楽祭が開催されている中で、みまもりあいアプリを活用してスタンプラリーを開催しました。当日は大盛況で、あらかじめ準備していた40名分の粗品が足りなくなるほど、たくさんの方に参加していただけました。ブースの前を通るご家族が「これはなに?」とスタンプラリーやかくれんぼという言葉が気になられ、沢山の人が立ち寄ってくださいました。

 みまもりあいアプリは、認知症を発症するなどして、高齢者が道に迷って自宅に帰ることができなくなるなどの際に、ご家族などがその高齢者の服装についてアプリを通じて発信することで、周辺の携帯アプリをダウンロードしている人に情報が伝えられるという仕組みです。今回は、さまざまな仮装をした職員が音楽祭会場内に紛れ込み、アプリ内の捜索情報をもとに探していただきました。

 2020年認知症で行方不明になった高齢者が全国で17,656人に達したとのことです。警察に届け出ている数ということなので、実際には、もっと多くの方が行方不明になっているかもしれないとのことです。(「認知症による行方不明〜いのちを守るために必要なこと〜」東京都健康長寿医療センター研究所より)

 参加者には子供や親子連れが多かったのですが、実際に仮装した職員を見つけた時に「どのように声をかけるのか」、その際の配慮などについて、体験的に考えていただくことが出来たのではないかと思います。ほんの少し、微力ではありますが、認知症による影響として社会的な側面について、様々な方に知っていただける機会を今後も作っていきたいと考えています。

 最後に、今回の企画には、住吉区社会福祉協議会や大領地域の家であい、区内総合相談窓口、認知症実践指導者のみなさんなどたくさんの方に協力していただきました。この場を持って御礼申し上げます。